著者
長岡 栄
出版者
公益社団法人 日本航海学会
雑誌
日本航海学会論文集 (ISSN:03887405)
巻号頁・発行日
vol.87, pp.99-106, 1992-09-25 (Released:2017-01-15)

The position error data of inertial navigation systems (INS) are analysed. The data used for the analyses are of B747 aircraft equipped with three INS units, namely, Carousel IV. The inertial present positions by the three INS display units were recorded by crew after the aircraft had arrived at the gate of destination airport. The distributions of position errors are investigated and several distribution models were fitted to empirical distributions. The results indicate that the distribution of radial error rates is well fitted by a Weibull model with the shape parameter of 1.416.
著者
長岡 栄
出版者
一般社団法人 電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会 基礎・境界ソサイエティ Fundamentals Review
巻号頁・発行日
vol.11, no.2, pp.100-107, 2017

航空輸送では安全を最優先の要件とし,リスクに基づく安全管理が行われている.安全向上策として,まず航空機などのシステムの構成要素への安全規格の設定などがある.これには安全リスクが許容可能か否かを判定するため安全性評価が必要である.このため,運用規格と関連した航空機の衝突リスクなど,多くのリスク評価が行われてきた.近年では,こうした構成要素の規格に加え,事故を未然に防止するため,システム全体としての安全管理が義務付けられている.本稿では,航空輸送の分野における安全向上のための方法の変遷を概観し,そこでの安全性評価の方法,安全管理の考え方などを解説する.
著者
坂井 丈泰 惟村 和宣 長岡 栄 高橋 美登里 天井 治
出版者
公益社団法人 日本航海学会
雑誌
日本航海学会論文集 (ISSN:03887405)
巻号頁・発行日
vol.98, pp.33-41, 1998
参考文献数
9
被引用文献数
2 1

For a precision approach and landing system of aircraft using GPS, it is nessessary to improve the system performance such as positioning accuracy, integrity, continuity and availability. A possible way for improving the performance may be to use pseudolites (pseudo-satellites) located on the ground near airport in addition to ordinally GPS satellites. In this paper, a qualitative simulation was carried out for evaluating positioning accuracy for the approaching aircraft using pseudolites together with the existing GPS satellites. Flight experimental data and artificial data on ranging measurement were used for the simulation. The result shows that while the positioning accuracy strongly depends on relative location of pseudolites, GPS satellites and the aircraft, the accuracy can be improved by the utilization of pseudolites.
著者
天井 治 長岡 栄
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SANE, 宇宙・航行エレクトロニクス
巻号頁・発行日
vol.93, no.66, pp.9-15, 1993-05-26

我が国では、平成4年6月から評価用の3本のルートを用いて、広域航法(Area Navigation:RNAV)の運用評価が行われている。本論文では、その各ルートを飛行したRNAV機の航法精度を評価するために行った解析の方法およびその結果について述べる。航空路監視レーダで取得したレーダデータを用いてRNAV機の航跡を抽出した。RNAV機であることを確認するためには飛行計画情報を用い、この航跡データから横方向経路逸脱量を求めた。221日分のデータを用い、各ルートにおける横方向経路逸脱量の特徴を調べた。また、すべてのデータを一纏めにして、その累積度数分布を求めた。その結果、RNAV機の横方向経路逸脱量のデータの少なくとも95%は、±1NM以内にあることが分かった。
著者
住谷 美登里 長岡 栄 天井 治
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SANE, 宇宙・航行エレクトロニクス (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.102, no.250, pp.27-32, 2002-07-19
被引用文献数
2

洋上航空路の北太平洋ルートではADS(自動従属監視)システムが試験運用されている。ADSは機上で測定された位置情報等のデータをVHFまたは衛星を介して自動的に管制機関に送信して監視をおこなう技術である。このデータ通信の一方法として航空機間でVHF帯の通信を利用したデータリレー方式が検討されている。航空機がこの方式で通信できるかどうかは他機が通信覆域内に存在するかどうかによる。そこでまず実測データをもとに北太平洋ルートの特定空域内にいる航空機の数を調査した。次に通過時刻をもとに航空機の3次元位置を推定し、最も接近した航空機間の3次元距離を調査した。本稿ではその結果を報告する。

1 0 0 0 OA 阿房陀羅経

著者
長岡栄次郎 編
出版者
長岡栄次郎
巻号頁・発行日
1884