著者
一瀬 智樹 滑澤 幸司 馬渡 匡之 星野 正彦
出版者
一般社団法人 廃棄物資源循環学会
雑誌
廃棄物資源循環学会研究発表会講演集
巻号頁・発行日
vol.28, 2017

近年東南アジアではごみ焼却プラントの需要が増加しており,今後アフターサービスの需要増加も予想される。東南アジアにおいては,経済の成熟度が上がるにつれごみ発熱量も上昇し,プラント竣工後,年が経過するとともに処理量が低下することが考えられる。一方,運営業者はごみ処理費を収入源とする場合が多く,処理量の維持が非常に重要となる。そのため,アフターサービスの一つとして処理量増加の需要が高まることが予測される。当社では上記需要により,竣工後20年以上経過したシンガポールのごみ焼却プラントにて処理量増加工事(燃焼室水冷壁Ni基合金肉盛パネル交換及びエコノマイザチューブ追設)を実施した。<br>工事後,性能を確認した結果,本工事前に比べ10%以上の処理量増大を確認できた。工事で交換した燃焼室水冷壁Ni基合金肉盛パネルは,1年間の連続運転後,目視確認にてチューブに損傷が無いことを確認した。

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