著者
深瀬 昌悟 大久保 宏貴 川越 得弘 金城 政樹 普天間 朝上 金谷 文則
出版者
西日本整形・災害外科学会
雑誌
整形外科と災害外科
巻号頁・発行日
vol.66, no.4, pp.904-908, 2017

【症例1】26歳,男性,他院で左アキレス腱皮下断裂に対し腱縫合を施行された.術後感染を来しデブリドマンを施行され,皮膚・アキレス腱欠損に対する再建目的に紹介された.初回手術で抗生剤含有セメントビーズを留置し,veno-accompanying artery fasciocutaneous(以下VAF)flapで被覆した.皮弁術後4週で腓腹筋筋膜弁を用いたアキレス腱再建術を施行した.術後2年,片脚立位・つま先立ちが可能となり趣味のバスケットボールにも参加している.【症例2】64歳,男性,他院で左アキレス腱付着部裂離骨折に対し骨接合術を施行された.術後感染を来し,紹介された.デブリドマン,抗生剤含有セメントビーズ留置を行い,術後7日後に,皮膚欠損部をVAF flapで被覆した.皮弁術後4週,腓腹筋筋膜弁を用いたアキレス腱再建術を施行した.術後8ヵ月で片足つま先立ちが可能となりソフトボールに参加している.

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感染による皮膚・アキレス腱欠損に対してVAF flapと腓腹筋筋膜弁を用いて再建した2例 : https://t.co/GRD6JvsgP4

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