著者
深貝 保則
出版者
国公私立大学図書館協力委員会
雑誌
大学図書館研究 (ISSN:03860507)
巻号頁・発行日
vol.107, 2017

情報ネットワーク化の急速な進展のもとで,図書館の役割も学術研究の流儀も,相応に変化しつつある。図書館のスタッフたちは機関リポジトリの活用と並んで,電子的コンテンツのデータ登録について周到な工夫を施しつつある。だが,学術情報の共有について進展を図るという昨今の課題の遂行とともに,むしろそれ以上に,同時的双方向的に討論することが可能となったことの積極的な意味を捉えておくことが重要である。2回連載のこの論説の前半では,17世紀ヨーロッパを舞台とする科学革命以来の「知」の交換と公刊の様式の変遷に注目して,学術コミュニケーションの多層的な進展の可能性を考える。

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