著者
樋口 克彦 樋口 雅彦
出版者
一般社団法人 日本物理学会
雑誌
日本物理学会講演概要集
巻号頁・発行日
vol.72, pp.2847, 2017

<p>最近我々は、外部磁場が印加された超伝導体に適用可能な電流密度汎関数理論を開発した。本理論では、系の熱平衡状態を一意的に決める基本変数として、電子密度、常磁性電流密度の横成分、およびスピン一重項のみならずスピン三重項超伝導体にも適用可能な一般的な超伝導秩序変数が選ばれている。これら基本変数に対するホーヘンベルグ・コーンの定理の証明には、v-表示可能性の問題を回避するために、有限温度の拡張された制限付き探索理論を用いた。今回開発した理論を用いれば、超伝導転移温度や臨界磁場の予言のみならず、超伝導状態におけるドハース・ファンアルフェン効果の議論も可能になる。講演ではその詳細を発表する。</p>

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