著者
根本 明宜
出版者
公益社団法人 日本リハビリテーション医学会
雑誌
The Japanese journal of rehabilitation medicine = リハビリテーション医学 (ISSN:18813526)
巻号頁・発行日
vol.56, no.4, pp.267-271, 2019

<p>脳血管障害のリハビリテーションは,急性期での早期からの開始,回復期リハビリテーション病棟での十分な量と生活を意識した訓練,社会復帰しての生活期のリハビリテーションと場を変えて行われる.下肢装具は,運動学習のために難易度を調整する道具として,また麻痺による機能障害を代償する道具として重要である.医療保険で給付される治療用装具,生活のために障害者総合支援法で支給される更生用装具があるが,医療施設の連携の中で適切な装具を供給することが必要である.地域連携パスはあるが,装具に関する連携は不十分である.ロボット技術の応用の効果が報告されているが,普及のためには診療報酬での加点など制度の充実が求められる.</p>

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