著者
高江洲 昌哉
出版者
日本アーカイブズ学会
雑誌
アーカイブズ学研究 (ISSN:1349578X)
巻号頁・発行日
vol.20, pp.28-51, 2014

<p>本論は、明治期の砂川村役場文書の兵事文書(特に上級官庁からの収受を中心とする兵事関係の簿冊)を事例にし、目次無簿冊から目次有簿冊へ整理されていく変化を、日別綴から件別綴への変化として捉える構図を提示している。併せて、明治25年に準則が出されながらも、対外戦争による業務の拡大が簿冊の未整理をもたらしたように、簿冊が整理されていく過程を、アーカイブズ学的観点(簿冊の整理に関する技術的理解)と日本近代史的観点(明治中後期の所謂日清・日露戦争期に関する歴史学の問題関心)を連結させて考える視点で分析し、日清・日露戦争期という時代の特性の中で「簿冊の整理」を理解する枠組みを提示する内容になっている。</p>

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役場文書の編綴の構造についての一考察 : 明治期砂川村の兵事文書を事例にして (小特集 日本アーカイブ学会・砂川村役場文書研究会共催研究集会「砂川村のアーカイブズ : 近代町村役場文書群の構造と内容」)/ . CiNii ... http://t.co/E5esNg46Ob
役場文書の編綴の構造についての一考察 : 明治期砂川村の兵事文書を事例にして (小特集 日本アーカイブ学会・砂川村役場文書研究会共催研究集会「砂川村のアーカイブズ : 近代町村役場文書群の構造と内容」)/ . CiNii ... http://t.co/E5esNg46Ob

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