著者
独立行政法人科学技術振興機構
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
JSTnews (ISSN:13496085)
巻号頁・発行日
vol.2014, no.7, pp.3-7, 2014

<b>複雑さを解き明かす「数理モデル」とは</b><br>日本科学未来館(東京・お台場)3階に常設の「メディアラボ」がある。最新の情報技術を使って表現の可能性に挑戦している。いま取り上げているのが「1たす1が2じゃない世界-数理モデルのすすめ」。数学を使って世の中の複雑な現象を解き明かす合原(あいはら)一幸教授(東京大学)のプロジェクトだ。さまざまな分野の課題に対応できる新しい学問とあって社会的な期待は高いが、数式が登場するため敬遠されがちでもある。この展示では、中高生から研究者レベルまでの幅広い人たちに向けてわかりやすく解説し、楽しみながら理解できるよう随所に担当者の工夫が凝らされている。社会現象と数学をどのように展示に結びつけたのか、展示内容とあわせて紹介しよう。<br><b>科学コミュニケーター"イチ押し"の展示はコレ!</b><br>科学の不思議やぴかぴかの技術が体験できる未来館は、常に進化し続けている。新企画のエリアを含め、未来館の頼れる解説員「科学コミュニケーター」が自信をもって薦めるこの夏の見どころを案内してもらった。

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