著者
独立行政法人科学技術振興機構
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
JSTnews (ISSN:13496085)
巻号頁・発行日
vol.2014, no.10, pp.8-11, 2014-10-01 (Released:2020-03-31)

プラスチックは製品として米国で約100年前に誕生した。日本で日用品として出回ってから半世紀になる。軽くて強く、加工が簡単で使い易いなど、メリットが多い。しかし原料として石油資源を大量に消費することや、自然界に廃棄物として長期間残存し、たくさんの生物に害を及ぼしてしまうことが大きな問題になってきた。これらを解決すると期待されるのが「微生物工場」による生分解性プラスチックの大量生産技術。その裏では微生物を相手に実用化への苦労の日々が続いた。生分解性プラスチックが、地球生命圏の救世主になる日は来るのだろうか。
著者
独立行政法人科学技術振興機構
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
JSTnews (ISSN:13496085)
巻号頁・発行日
vol.2, no.3, pp.4-7, 2005 (Released:2021-02-10)

今年は国連が定めた「世界物理年」である。我が国でも、日本物理学会をはじめとする諸学会にJSTなども加わって世界物理年日本委員会が組織され、さまざまな活動を展開している。4月23、24日には、その中でも最大の「春のイベント」が東京で開催され、活動は佳境に入った。
著者
独立行政法人科学技術振興機構
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
JSTnews (ISSN:13496085)
巻号頁・発行日
vol.4, no.2, pp.12-13, 2007 (Released:2021-02-15)

日本人の大人の大多数は子どもの頃に比べると、科学技術への関心が低くなる。関心は低くても、科学を大切に思い信じているから、ニセ科学にだまされる。そんな現状に警鐘をならす左巻健男教授に話を聞いた。
著者
独立行政法人科学技術振興機構
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
JSTnews (ISSN:13496085)
巻号頁・発行日
vol.1, no.3, pp.3, 2004

<p>東京大学生産技術研究所教授から日本テキサス・インスツルメンツ(日本TI)の研究所長になり、日本TIの社長を務め、この10月にJST研究開発戦略センター長に就任した生駒さん。その迫力ある変身で培った研究者精神と経営者マインドの双方を駆使して、いま日本の科学技術戦略を構築中だ。</p>
著者
独立行政法人科学技術振興機構
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
JSTnews (ISSN:13496085)
巻号頁・発行日
vol.3, no.4, pp.8-9, 2006 (Released:2021-02-10)

今年2月、1枚の細胞の写真が米国の学術誌Journal of Cell Biologyの表紙を飾った。その写真は「TRIAD(トリアド)」と呼ばれる細胞死の様子を捉えたものだ。神経変性疾患と呼ばれる分野で「新しい細胞死」として登場した「TRIAD」とは何か、この研究成果がもたらすものを聞いた。
著者
独立行政法人科学技術振興機構
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
JSTnews (ISSN:13496085)
巻号頁・発行日
vol.2, no.1, pp.12-13, 2005 (Released:2021-02-10)

すでに19世紀から科学者たちは水素エネルギー時代の到来を予言していた。21世紀に入り、環境問題への関心が高まるなか、水素エネルギーがいよいよ実用化段階を迎えようとしている。企業や各家庭のエネルギー源が水素に転換していけば、世界の経済のあり方を変えてしまうかもしれない。
著者
独立行政法人科学技術振興機構
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
JSTnews (ISSN:13496085)
巻号頁・発行日
vol.8, no.5, pp.14-15, 2011-08-01 (Released:2021-02-22)

戦略的創造研究推進事業E R A T O「岡ノ谷情動情報プロジェクト」東京大学 大学院総合文化研究科 教授 岡ノ谷 一夫
著者
独立行政法人科学技術振興機構
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
JSTnews (ISSN:13496085)
巻号頁・発行日
vol.2, no.7, pp.3, 2005

<p>ごく普通の女子中学生8人からなるチームが、2005年の「ロボカップジュニア世界大会̶ダンスチャレンジ部門」で優勝盾を手にした。それは、技術を担当する教諭のロボットに注ぐ情熱が、自然なかたちで実を結んだ結果だった。</p>
著者
独立行政法人科学技術振興機構
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
JSTnews (ISSN:13496085)
巻号頁・発行日
vol.2, no.5, pp.16, 2005

<p>日々の営みは先祖のさまざまな営みの延長線上にある。その合理性も美意識も過去から受け継いできている。短歌、絵巻、歌舞伎などの芸術表現の基本は私たちの心の中にあり、大きな一歩を踏み出すときの拠り所となっている。</p>

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著者
独立行政法人科学技術振興機構
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
JSTnews (ISSN:13496085)
巻号頁・発行日
vol.8, no.4, pp.3-5, 2011

<p> 科学技術振興機構(JST)の最近のニュースから</p><p>【実証試験】停電予防連絡ネットワークによるシステムの節電効果を確認 家庭での適切な節電で停電回避を目指す</p><p>【アウトリーチ】高校生を対象に 数学キャラバン(第2回)「拡がりゆく数学in神戸」を開催</p><p>【研究成果】iPS細胞を効率よく誘導する"魔法の遺伝子"Glis1を発見! 初期化が不完全な細胞の増殖抑制効果も</p><p>【研究成果】水でぬらすと接着し、塩水中ではがせて繰り返し使える ブラシ状高分子を用いた環境に優しい接着技術の開発に成功</p><p>【製品化成功】超音波センサで正面と頭部前方の障害物を感知! 低コストで軽量な視覚障害者用「スマート電子白杖」を製品化</p><p>・震災関連の研究を支援する「国際緊急共同研究・調査支援プログラム」がスタートしました。</p><p>・第3回「科学ドラマ大賞」の作品を募集中です。</p><p>・ノーベル賞受賞者 根岸英一氏が総括研究主監に就任しました。</p>
著者
独立行政法人科学技術振興機構
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
JSTnews (ISSN:13496085)
巻号頁・発行日
vol.2, no.7, pp.4-7, 2005

<p>雨の中、「君が…アトム君だね」との問いに、フード付きレインコートの男の子が顔を上げる。そのつくりも表情も人間の少年そのもの。漫画家・浦沢直樹氏が『鉄腕アトム/地上最大のロボット』のリメイク版『プルートウ』で描く世界は、大胆な写実性ゆえにロボットについて改めて考えさせる。「隣の人はロボット?」という日が来るのかと…。</p>
著者
独立行政法人科学技術振興機構
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
JSTnews (ISSN:13496085)
巻号頁・発行日
vol.2014, no.11, pp.3-7, 2014

「サイエンスアゴラ」の季節がやってきた。テーマは『あなたと創るこれからの科学と社会』。東京・お台場の日本科学未来館とその周辺を会場に、11月7日から3日間開催する。今年は日本人3人がノーベル物理学賞に決定との朗報が10月に飛び込んだ。研究者の倫理や不正が厳しく問われ、大震災と福島原発事故から3年余の対応へも不信が渦巻いたまま。科学技術と社会のあり方をめぐる光と影が色濃く投げかけられた年でもある。昨年までの科学に親しみ楽しむ雰囲気に加えて、科学者と研究者が積極的に参加し、市民と政策決定者、メディア、産業界などとの新しい交流の場へと成長させるのが今年のねらい。「それぞれの未来に関わる科学と社会との関係とは何か」「より良い社会の変革にはどんな取り組みが必要か」をみんなで考える。JSTnews編集部いち押しの企画・展示も紹介する。
著者
独立行政法人科学技術振興機構
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
JSTnews (ISSN:13496085)
巻号頁・発行日
vol.5, no.9, pp.16, 2008

<p>暮らしのなかの技術から、最先端の実験・研究まで! オトナもコドモも、楽しみながら 科学技術に親しめる「サイエンス チャンネル」。数あるプログラムのなかから、厳選して、その魅力をご紹介します。</p><p>未確認ハイテク物体(U.H.O.)が大活躍!科学的な予測に基づいて描いたオリジナルアニメ。</p>
著者
独立行政法人科学技術振興機構
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
JSTnews (ISSN:13496085)
巻号頁・発行日
vol.4, no.12, pp.2-4, 2007

<p>ノーベル賞候補となりうる革命的な研究成果が、日本から生まれた。</p><p>山中伸弥・京都大学再生医科学研究所教授らは、ヒトの皮膚細胞からヒト胚性幹細胞(ES細胞)に匹敵する[人工多能性幹細胞=induced pluripotent stem cell(iPS細胞)]を作り出すことに成功し、科学誌『Cell』131号(2007年)に発表した。この成果は、一度分化した細胞の若返りが通常の実験室で可能であることを実証するとともに、ヒトES細胞が抱える倫理的問題や、再生医療における免疫拒絶反応の課題をクリアし、自分の細胞で難治性疾患を克服する、真の意味での再生医療の開発にブレイクスルーをもたらした。これを受けて米国はただちに、iPS細胞研究を支援するファンディングを開始、欧州ではローマ法王庁の声明まで出された。本成果は、文字通り世界に旋風を巻き起こしている。</p>
著者
独立行政法人科学技術振興機構
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
JSTnews (ISSN:13496085)
巻号頁・発行日
vol.2013, no.8, pp.12-13, 2013

植物は空気中の二酸化炭素(CO2)を取り込み、光合成によってデンプンや糖などの有機物をつくり出す。岡山県農林水産総合センターの小川健一さんは、グルタミン酸など3種類のアミノ酸が結合した「グルタチオン」という物質が、光合成プロセスを大幅に促進させることを発見した。食糧の増産や大気中のCO2削減にもつながる、この画期的なアイデアの実用化を目指している。

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著者
独立行政法人科学技術振興機構
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
JSTnews (ISSN:13496085)
巻号頁・発行日
vol.7, no.3, pp.3-5, 2010

<p>科学技術振興機構(JST)の最近のニュースから</p><p>【企画展】日本科学未来館の企画展「ドラえもんの科学みらい展」 6月12日(土)~9月27日(月)まで開催。</p><p>【開発成功】レモン果皮に含まれる豊富なポリフェノール成分を有効利用! 麹菌を利用した新たな機能性ポリフェノール製造技術の開発に成功。</p><p>【産学連携】優れた色彩を表現できる究極のディスプレイ開発の最大の難関、液晶レーザーの低エネルギー発振を、従来の20分の1の閾値(*)で成功!</p><p>【研究成果】鉄系高温超伝導体から電子を直接引き出して、エネルギー状態を高精度に測定。「ディラックコーン」と呼ばれる特異な電子状態の観測に成功。</p><p>【ベンチャー企業設立】睡眠の質を客観的・定量的に計測できる携帯型装置と評価システムを開発!この成果をもとに、睡眠評価サービスを提供するベンチャー企業を設立。</p><p>・2010年チリ地震・津波災害のJST-JICA地球規模課題 調査団による調査報告会を開催しました。</p><p>・平成22年度、研究成果最適展開支援事業(A-STEP)のFSステージの新規課題を公募中です(6月30日まで)。</p><p>・吉村進氏(長崎総合科学大学理事)が市村産業賞、香取秀俊氏(東京大学教授)が市村学術賞を受賞しました。</p>
著者
独立行政法人科学技術振興機構
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
JSTnews (ISSN:13496085)
巻号頁・発行日
vol.2013, no.8, pp.8-11, 2013

部屋中のあらゆる物が、また私たちの体さえもが、モニターやマウス、キーボードに変身し、スマートフォンやパソコンのように情報をやりとりできる。そんな夢のような世界を実現させようとしているのが、東京大学の石川正俊教授らの研究グループだ。今年の5月には、自分の手のひらをスマートフォンのディスプレイに変身させ、しかも触れることなく触覚刺激まで感じられる、新しいシステムを発表した。石川さんと共同研究者の東京大学の篠田裕之教授に、今回開発したシステム、そして高速センサー技術が可能にする未来の情報環境について話を聞いた。
著者
独立行政法人科学技術振興機構
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
JSTnews (ISSN:13496085)
巻号頁・発行日
vol.4, no.6, pp.16, 2007

<p>【「中秋の名月 未来館でお月見!2007」を開催】秋といえば日本人に親しみのあるお月見の時期。古くから続いてきたこの行事に合わせて、今年も月や宇宙に関する先端科学を紹介します。</p><p>【地下展 UNDERGROUND--空想と科学がもたらす闇の冒険】私たちの足下に広がる地下世界。昔から空想豊かに語られてきた地下の闇の世界を、独自の視点で描き出します。</p><p>【Original goods】「チョコバイト」 ビットと呼ばれる0(白)と1(黒)で表現するデジタルメッセージ。ビット× 8(1箱)=1バイトで、1つの文字を表すチョコレートです。</p>
著者
独立行政法人科学技術振興機構
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
JSTnews (ISSN:13496085)
巻号頁・発行日
vol.1, no.1, pp.12-13, 2004

海の向こうでは、イチロー選手がメジャーリーグ史上の最多安打を達成したが、東京・本郷の東大キャンパスにも、すごい打者があらわれた。ストライクゾーンに入る球ならどんな球でも打つことができる。その名はー。

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著者
独立行政法人科学技術振興機構
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
JSTnews (ISSN:13496085)
巻号頁・発行日
vol.4, no.2, pp.3-5, 2007

<p> 科学技術振興機構(JST)の最近のニュースから</p><p>【研究成果】刻々と変化する有機分子の動きを、電子顕微鏡で直接観察することに成功。「あたかも分子模型を見るかのように」という研究者の長年の夢を世界で初めて実現。</p><p>【開発成功】"熱を電気に変える"―廃エネルギーの再資源化で注目されている熱電変換材料。ありふれた酸化物である「チタン酸ストロンチウム」を使って高い効率を示す熱電変換材料の開発に成功。</p><p>【新規事業】地域イノベーション創出総合支援事業の新プログラム「研究開発資源活用型」。現在、平成19年度新規課題を募集中。</p><p>【コンテスト支援】世界の理数系高校生の夏の祭典、国際科学技術コンテスト。数学、化学、生物、物理、情報……。生物の第二次選考に密着。</p><p>【データベース】研究者数世界2位、論文数世界5位、躍進する中国の科学技術を一覧。中国文献データベース(JSTChina)が4月から本格的にサービス開始。</p><p>【募集】産学共同シーズイノベーション化事業 「顕在化ステージ」課題募集中。</p><p>【フォーラム】コーディネータ間のネットワーク形成を支援する「イノベーションコーディネータフォーラム」を開催。</p>