著者
翁長 正道 仲宗根 哲 石原 昌人 平良 啓之 金谷 文則 高江洲 美香 宮田 佳英
出版者
西日本整形・災害外科学会
雑誌
整形外科と災害外科 (ISSN:00371033)
巻号頁・発行日
vol.69, no.1, pp.223-227, 2020

<p>【はじめに】THAにおいてナビゲーションを使用できない施設では,正確なカップ設置のために工夫をこらしている.今回,仰臥位前方アプローチTHA(DAA-THA)において3次元術前計画を行い,術中カップ設置支援デバイスと術中イメージを用いたカップ設置精度を検討した.【対象と方法】DAA-THAを行った125例159関節,平均62歳を対象とした.3次元術前計画では,カップは外方開角40°,前方開角10°,15°,20°のいずれかとした.術中イメージでカップの内方,上方位置を確認し,カップ設置支援デバイスを用いてカップを設置した.【結果】カップ外方開角(平均±SD)は40.5±3.1°で,前方開角は16.1±3.6°であった.カップ設置誤差は外方開角2.4±2.1°,前方開角2.5±2.2°であった.内外,前後,上下の設置位置誤差は,それぞれ2.7±1.9mm,3.2±2.4mm,2.9±2.4mmであった.【考察】ノンナビゲーションでもカップ設置角度は正確であったが,カップ設置位置の誤差は大きかった.</p>

言及状況

外部データベース (DOI)

Twitter (1 users, 1 posts, 0 favorites)

ノンナビゲーションのコンピューター支援技術を用いたDAA-THAの現状と課題 : https://t.co/VFiv58kM1C

収集済み URL リスト