- 著者
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小豆畑 丈夫
- 出版者
- 一般社団法人 日本在宅救急医学会
- 雑誌
- 日本在宅救急医学会誌 (ISSN:2436066X)
- 巻号頁・発行日
- vol.5, no.1, pp.13-16, 2021
<p> 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大がとまらない今、在宅医療の現場においても、その対応が求められている。新型コロナウイルスの検査・診療が、保健所から地域のかかりつけ医に委譲された現在(2020年10月以降)、在宅医療の現場でも、積極的にSARS-CoV-2のPolymerase Chain Reaction (PCR)検査を試行すべきと考える。在宅患者が、COVID-19が疑われるか、その濃厚接触者の疑いがある場合、在宅にて、PCR検査の検体採取を行うことを考慮すべきである。また、患者の住環境や検査の精度を鑑みて、咽頭拭い法と唾液法のどちらかを選択すべきと考える。</p>