著者
東江 拓海 上原 史成 島袋 全志 渡慶次 学 西田 康太郎
出版者
西日本整形・災害外科学会
雑誌
整形外科と災害外科 (ISSN:00371033)
巻号頁・発行日
vol.70, no.3, pp.578-581, 2021

<p>【はじめに】距骨脱臼骨折は稀な外傷であるが,距骨無廃性骨壊死,距骨下関節症等の合併症のため,治療困難な骨折の一つである.今回我々は,距骨脱臼骨折の1例を経験したので報告する.【症例】30歳男性.野球の試合中,捕球の際に味方選手と接触し右足を蹴られて受傷.受傷翌日に当院を受診し,右距骨脱臼骨折(Hawkins typeⅢ)と診断された.同日観血的整復固定術を行った.術後早期から可動域訓練を開始し,術後12週から部分荷重を開始した.術後1年2か月でHawkinsの改変評価基準でexcellent,JSSF ankle/hindfoot scaleは73点,SAFE-Q scoreは合計584点であった.距骨無廃性骨壊死,距骨下関節症は認めなかった.野球のプレーにも復帰した.【まとめ】稀な距骨脱臼骨折を経験した.術後1年2か月で良好な結果が得られた.今後も慎重な経過観察を要する.</p>

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野球のプレー中に受傷した距骨脱臼骨折の1例 : https://t.co/aeKs03Ud5u

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