著者
畝見達夫 田中穂積 市川惇信
雑誌
情報処理学会研究報告自然言語処理(NL)
巻号頁・発行日
vol.1980, no.1, pp.1-10, 1980-04-18

コンピュータによる自然言語処理は様々な面で、その重要性を増しつつあるが、本研究では、そのための道具の一つとして、1978年に電総研で開発された「拡張LINGOL」をベースに、より柔軟な文法規則表現が可能なパーザを基礎とする自然言語処理のためのプログラミングシステムを作成した。LINGOLは文脈自由文法を基礎にしてはいるものの、実際に計算機上で動かすという都合上、各文法規則における右側非終端記号の記述個数を高々2つに制限しており、そのため、非終端記号および文法規則の数が増し、文法大系の記述が繁雑になるという欠点を有していた。本研究では、その記述個数制限をなくし、それに加えて、非終端記号の不定数回繰り返しの指定も許すこととし、より柔軟な文法表現を可能にした。本システムによる構文解析木がn進木となることから、これを「n進木LINGOL」と呼ぶことにする。尚、こういった機能拡張に伴い、システム自体のプログラムをほぼ全面的に作成し直す結果となった。

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こんな論文どうですか? 拡張LINGOLのn進木への拡張(畝見達夫ほか),1980 https://t.co/sGgakhh7D3 コンピュータによる自然言語処理は様々な面で、その重要性を増しつつあるが、本研究では、そのた…
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