- 著者
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尾崎隆
- 雑誌
- 研究報告デジタルコンテンツクリエーション(DCC)
- 巻号頁・発行日
- vol.2014, no.10, pp.1-1, 2014-05-07
2012 年秋に Harvard Business Review 誌で Thomas H. Davenport が 「データサイエンテイスト」 は 「21世紀で最もセクシーな職業」 「データ分析でビジネスに貢献するスーパーマン」 と紹介して以降、諸外国同様に曰本でも「ビッグデータ」「データサイエンティスト」のブームが吹き荒れた。一方で、ブームの至り来が急激だった分その終焉も早く、2013 年 9 月頃には 「データサイエンテイスト」 ブームはほぼ終了したと Google Trends の検索結果からうかがえる。しかしながら、この短期間のブームの間に多くの企業でデータ分析の重要性が認識され、ブーム終了後も継続的なデータ分析体制の整備を進める企業の事例が散見される。その中には 「スーパーマン」 的な 「データサイエンティスト」 像からの脱却を目指す動きも見られる。本講演では、「データサイエンティスト」 ブームの熱狂が過ぎ去った後、企業におけるデータ分析の世界で、より堅実な 「データ分析者」 としてどのような人物像が求められているかを詳説する。