- 著者
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塩見 昌裕
- 雑誌
- 情報処理
- 巻号頁・発行日
- vol.61, no.1, pp.45-48, 2019-12-15
人および擬人化可能な対象からの意図を感じる接触である「ソーシャルタッチ」は,人々にさまざまな身体的・心理的・生理的な変化をもたらす.本稿では,ロボットが人と日常的に生活を共にする将来を想定し,ソーシャルタッチを行うロボットが人間社会にどのようなプロセスを経て受容されうるのかの考察を行う.ロボットの外見や立ち振る舞い,社会的立場,そして触れる相手に対する認知がソーシャルタッチを伴う関わり合いに対してどのような印象をもたらすのかについても,考察を進める.