著者
奥山 哲 福田 正雄
出版者
茨城県病害虫研究会
雑誌
茨城県病害虫研究会報 (ISSN:03862739)
巻号頁・発行日
no.10, pp.17-19, 1970-07

葉面浸漬の3処理を通じて,フミン,コロマイトの2種乳剤はCMVの病斑形成を顕著に阻害した。また,接種後の両処理では,デプシー,カスミンの乳剤等に病斑形成促進作用がみられた。一般にこの葉面浸漬における結果は,既報の混合接種のそれとは必ずしも一致しないものである。これは両検定における供試葉の状態,薬液の検定葉等に対する接触様式,あるいは,その濃度などの相違に基くと推測される。一方,土壌灌注試験においては,ニツソール乳剤が一応の阻害作用を示したにとどまり,他の供試農薬には,ほとんど有意な影響がみられなかつた。このような土壌灌注における作用の一般的低下は,薬液の土壌吸着,分解,根よりの吸収,移行等に関連していると思われる。

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こんな論文どうですか? キユウリモザイクウイルスの病斑形成におよぼす各種農薬の影響(2)(奥山 哲ほか),1970 https://t.co/fAMOqu912q 葉面浸漬の3処理を通じて,フミン,コロマイトの2種乳剤はCMVの病斑形成を顕著に阻害…

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