著者
池谷 守司
出版者
静岡県中小家畜試験場
雑誌
静岡県中小家畜試験場研究報告 (ISSN:09146520)
巻号頁・発行日
no.12, pp.19-22, 2001-10

秋季と冬季に餌付けした市販の肉専用種の雌を用いて、市販アミノ酸とフィターゼを添加した低蛋白、低リン飼料(CP16%、非フィチンリン0.3%)を給与する試験区と、日本飼養標準と同等レベルの飼料(CP18%、非フィチンリン0.4%)を給与する対照区に区分し、発育体重、飼料要求率、生存率、ふん中の窒素、リンおよび乾物排泄量を比較し以下の結論を得た。 1.発育体重、飼料要求率、生存率は試験区と対照区に差は見られなかった。 2.一羽当たりの窒素排泄量は季節の影響を受けず試験区が対照区より有意に少なかった。 3.一羽当たりのリン排泄量は季節の影響を受けず試験区が対照区より有意に少なかった。 4.一羽当たりのふん排泄乾物量は試験区が対照区に比較して少ない傾向を示したが有意差は見られなかった。一方、飼料消費量に対するふん乾物排泄量の割合は対照区より有意に少なかった。 以上のことから肉用鶏の飼料中に市販アミノ酸とフィターゼを添加した低蛋白、低リン飼料を給与すると、窒素、リンの一括低減化が図られ、乾物排泄量をも低減できる傾向が示された。またアミノ酸、フィターゼの添加で飼料価格は一羽当たり4.2~8.4円上昇した。

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