著者
大矢 武志
出版者
神奈川県農業総合研究所
雑誌
神奈川県農業総合研究所研究報告 (ISSN:03888231)
巻号頁・発行日
no.142, pp.49-55, 2002-03

カラーピーマンは近年注目されている新野菜である。しかし、その栽培方法はまだ十分に検討されていないことから、有望品種の選定及びそれらの生理・生態的特性の解明に取り組んだ。収穫果数及び収穫重量を調査したところ、最も有望な品種は'バナナピーマン'で、「パプリカ」と総称される先端がしし形を有したカラーピーマンの中では'フィエスタ'が有望であると判断された。カラーピーマンの中で代表的な形質を有する品種を材料に、生理・生態的特性について解析を行った結果、開花後完熟するまでに積算温度で1,200~1,300℃、日平均気温15~20℃として60~85日で収穫に至ること、及び盛夏期には高温・多湿の影響を強く受けて、果実の肥大抑制や着果不良による収量低下が発生しやすいことが明らかになった。

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φ(..) 積算温度で1,200~1,300℃、日平均気温15~20℃として60~85日で収穫に至ること、及び盛夏期には高温・多湿の影響を強く受けて、果実の肥大抑制や着果不良による収量低下が発生しやすい https://t.co/JpMHx7toIy

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