著者
西村 正史
出版者
富山県林業技術センター
雑誌
富山県林業技術センタ-研究報告 (ISSN:09150013)
巻号頁・発行日
no.16, pp.1-6, 2003-03

1973〜1975年および1997〜2002年の9年間の調査データから、本県におけるマツノマダラカミキリ成虫の脱出消長の特徴を解析した。脱出成虫の性比は0.4〜0.5であった。本県の脱出開始日、10%脱出日、50%脱出日および90%脱出日の平均値は、それぞれ6月16日、6月23日、7月4日、7月15日、7月23日であった。越冬幼虫の休眠覚醒時期は2月15日、発育零点は11℃であるとして求めた有効積算温度の平均値は504日度であった。脱出開始日、10%脱出日、50%脱出日の予察を試みたが、実用的な予察式は得られなかった。

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