著者
波平 八郎
出版者
名桜大学総合研究所
雑誌
名桜大学総合研究 (ISSN:18815243)
巻号頁・発行日
no.5, pp.5-15, 2003-03

本稿では、映画『タイタニック』(J.キャメロン) のレトリック分析を行った。その前提として、映画の中で「映像の韻律」を生みだす要素である「韻としての映像(Image As Rhyme・IAR)」を措定した。そして、映画の中に見られる「手」の描写がIARの役割を果たし、映画の構造を形づくっているということを明らかにした。This paper attempts an analysis of J. Cameron's movie "Titanic." The analysis assumes an image to be a kind of rhyme that produces a rhythm of images in the movie. Thus, image as rhyme figures prominently in the depiction of the human hand, and both forms and clarifies the structure of 'Titanic.'

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