著者
牧野内 生義
出版者
養賢堂
雑誌
畜産の研究 (ISSN:00093874)
巻号頁・発行日
vol.63, no.1, pp.89-93, 2009-01

多様なニーズに応える学習メニュー。7ヶ所のキャンパスに12の学科があり、さらに新規就農向け研修や農業技術研修も行っている長野県農業大学校は、長野県の農業を支える一大教育研修拠点です。信州・長野県は、南北212km東西120kmと全国第4位の広さに加え、日本の屋根といわれる大山岳高原地帯にあって農耕地は標高260mから1,500mにまで及んでいてその差は1,200mを越します。このように非常に変化に富んだ自然条件の下で多様な農作物が栽培され、さらには内陸的な厳しくもメリハリの利いた気象(気温の日較差・年較差ともに大)は、美味しく充実した品位の高い農畜産物を産出しています。また、進取の気性に溢れる信州農業人は全国に先駆けて農業指導者の養成と基幹農業者の育成に取り組み、長野県農業大学校に96年の伝統を与えています。こうした事情を背景に、長野県農業大学校は長野市松代町を本拠地として総合農学科および専門技術科を置くほか、県内5ヶ所の農業関係試験場に実科および研究科のキャンパスを展開し、小諸市に研修部を置いています。

言及状況

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こんな論文どうですか? 信州で農業をするなら長野県農大だ--多様なニーズに応える学習メニュー (特集 農業大学校・農業者大学校の役割と今後の展望--担い手養成を中心に)(牧野内 生義),2009 http://t.co/cM8NT1b8

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