著者
藤田 誠
出版者
愛媛県農林水産研究所林業研究センター
雑誌
愛媛県林業研究センター研究報告 (ISSN:13489534)
巻号頁・発行日
no.27, pp.31-35, 2009-03

県産スギ材の需要拡大を目的として、中小径木から製造した木製防護柵と床面材料の性能把握を実施した結果、車両用木製防護柵の横梁に必要な曲げ強度性能を十分有していることが判明した。また、既に使用されている歩行者・自転車転落防護柵についても、設置基準の強度を満たしていた。県産中小径木から製造したスギ合板(t=28mm)とスギ3層クロス積層板(t=30mm)、スギ幅はぎ板(t=30mm)による床材の水平せん断試験を行った結果、せん断性能は合板>3層クロス積層板>幅はぎ板の順であった。

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