出版者
神奈川県自然環境保全センター
雑誌
神奈川県自然環境保全センター報告 = Bulletin of the Kanagawa Prefecture Natural Environment Conservation Center (ISSN:13492500)
巻号頁・発行日
no.2, pp.61-62, 2005-03

本種は、大型の美麗種で南方に多く分布し、日本で広く産する蛾類である。食樹は、キハダ、シンジュ、ニガキを主に食し、他に、クヌギ、エゴノキ、クスノキ、ゴンズイ等も記録がある。神奈川県内では各地に記録があるが、厚木市内では得られていない。2004年9月20日、自然環境保全センターの神奈川県フィールドスタッフである青木トシ氏が見慣れない幼虫を撮影されたとのことで、厚木市郷土資料館に写真を持参された。同氏によれば9月19日に神奈川県フィールドスタッフメンバーらと、厚木市七沢で発見されたとのことであった。写真は、筆者の一人、槐が確認したところ、全身が白粉で被われ、各節に黒点が散在する点、50mm前後と大型である点、各節の亜背部、気門下線部に各1個の大きな肉片突起を有する点など、特徴的な形態を有することなどから、本種幼虫であると同定した。

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こんな論文どうですか? 厚木市七沢でシンジュサン(Samia cynthia pryeri)を確認,2005 https://t.co/Gv7buPoKZp 本種は、大型の美麗種で南方に多く分布し、日本で広く産する蛾類であ…

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