著者
榊 剛史 鳥海 不二夫
出版者
人工知能学会
雑誌
2018年度人工知能学会全国大会(第32回)
巻号頁・発行日
2018-04-12

フェイクニュースや炎上,エコチェンバー現象など,近年は個人による情報発信における負の側面が注目されている.我々は,それらの現象を引き起こす原因の一つとして,ソーシャルポルノという仮説を提案する.ソーシャルポルノとは,「特定のコミュニティに属するユーザが、脊髄反射的に拡散・共有してしまいたくなる情報」を意味する.本論文では,ソーシャルポルノの観測を行う前段階として,ユーザ反応時間という尺度を定義し,いくつかのツイートについて,ユーザ反応時間分布の違いを考察した.結果として,特定のコミュニティのユーザが拡散する投稿とランダム抽出した投稿には,ユーザ反応時間の分布に違いが生じる可能性が示唆された.

言及状況

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ソーシャルポルノ仮説の提案とその観測に向けて
ソーシャルポルノ="特定のコミュニティに属するユーザが、脊髄反射的に拡散・共有してしまいたくなる情報"という便利概念を知った

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@formula1_99 いや、去年秋頃に自分が勝手に提唱し始めた造語なので。。。(数年前にもTwitter上で数件言及がありましたが、定着している言葉ではないと思います)今年JSAIで初めてPublishしましたw https://t.co/oYsnpum4qq
感動ポルノという障害者ドラマをポルノグラフィティに例えた比喩表現があって、まあそういう考え方もひとつの道徳ポルノとして人気があるでしょうねと思っていたのだけど、ソーシャルポルノという芳しい言葉が出てきてたいへん嬉しい。https://t.co/pPLW2J88tL
ソーシャルポルノ仮説の提案とその観測に向けて / “JSAI2018/Proposal of "Social Porn" Hypothesis and Pre-analysis towards its Obs…” https://t.co/4ivVjn9d5p

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