著者
采女 博文 ウネメ ヒロフミ UNEME Hirofumi
出版者
鹿児島大学
雑誌
鹿児島大学法学論集 (ISSN:03890813)
巻号頁・発行日
vol.31, no.1, pp.87-105, 1995-12-06

本稿は,Johann Braun, Vom Beruf unserer Zeit zur Überarbeitung des Schuldrechts, Juristen Zeitung 1993, SS. 1-8を訳出したものである。数年来民法典の中心的部分の根本的な改革が準備されている。しかしこの領域の立法についての我々の時代の「使命」という根本的な問題が計画の推進者によって真剣に問われてはいない。それゆえ本稿はもっぱら問題を追究し,結論として懐疑的な評価に至っている。