著者
大平 睦美 Ohira Mutsumi オオヒラ ムツミ
出版者
大阪大学大学院人間科学研究科教育学系
雑誌
大阪大学教育学年報 (ISSN:13419595)
巻号頁・発行日
no.14, pp.27-35, 2009-03

本稿では、大阪府の中高一貫校である私立K学院中学高等学校における学校図書館の変遷を述べた。そして、それら学校図書館の変遷を述べる中で、学校図書館のあり方について検討を行った。その結果コンピュータ導入によって、本を検索しやすくなるなど、利点があった一方、生徒たちの理想とする図書館像との相違があることがわかった。また、学校図書館のあり方としては、利用者と資料・情報を媒介し、人との出会いの場としての媒介ともなるメディア・センターを目指すことが課題であると考えられた。