著者
セロアメ ポール 宮崎 保光
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. EMCJ, 環境電磁工学
巻号頁・発行日
vol.97, no.451, pp.53-60, 1997-12-15
参考文献数
14

無線伝搬チャンネルの詳細な特徴づけは移動通信システムの設計にとって非常に重要である。この論文では、FDTD法に基づく移動無線チャンネルの特徴づけについて報告している。現在利用されているインパルス応答法、レイトレーシング法の長所および欠点についても述べている。シミュレーションモデルは街路と6つのコンクリート製の建物からなり、FDTD法は入射界と散乱界を合わせた合成界として定式化している。全体のチャネルにおける電波の伝搬特性および見通し内外での受信信号について報告する。