著者
チョードリ バズル ラッシド 若林 久嗣
出版者
The Japanese Society of Fish Pathology
雑誌
魚病研究 (ISSN:0388788X)
巻号頁・発行日
vol.23, no.4, pp.231-235, 1988-12-15 (Released:2009-10-26)
参考文献数
7
被引用文献数
8 20

蒸留水にNacl 0.03%, KBl 0.01%, CaCl2・2H2O 0.002%, MgCl2・6H2O 0.004%を溶解した調合水におけるF. columarisの生存率は高圧滅菌水道水のそれと同様にきわめて高かった。調合水の各陽イオンの濃度はそれぞれの単独溶解液でのF. columnarisの生存性の最も良かった値であるが, 単独溶解液よりも調合水における生存性の方が明らかに良好であった。これらの実験の結果, 調合水ならびに高圧滅菌水道水は長期間の生存を支持することがわかった。