著者
ニアーイェシュ H.
出版者
日本図学会
雑誌
図学研究 (ISSN:03875512)
巻号頁・発行日
vol.25, no.1, pp.35-37, 1991 (Released:2010-08-25)

古くからよく知られているアポロニウスの問題はこれまでいろいろな方法で解かれているが, その中でもっとも巧妙な解法の一つは, 17, 8世紀のフランスの数学者Joseph Diez Gergonneによるものである。ここでは, 三つの円を直円錐の底面とする画法幾何学的な新しい解法を報告する。これは, 三つの直円錐が共有する一点が, 求める円の中心とその半径を与えるというものである。