著者
バンジラ ムンシ ロジェ
出版者
筑波大学比較民俗研究会
雑誌
比較民俗研究 : for Asian folklore studies
巻号頁・発行日
no.19, pp.164-172, 2003-11-30

民族とナショナリティーというテーマは現代において、学問と一般社会の両分野をまきこんで重大な問題となっている。民族学について、建設的な研究がなされるようになったのは1980年代のことである。Benedict Andersonの「構造共同体Imagined Communities 1983年」をはじめ、Eric HobsbawnとTerence Rangerの「伝統の創造1983年」などの著作があるが、これらは、今日の民族とナショナリズム研究に大きく貢献している・・・