著者
吉岡 郁夫
出版者
筑波大学比較民俗研究会
雑誌
比較民俗研究 : for Asian folklore studies
巻号頁・発行日
no.19, pp.135-140, 2003-11-30

中国には古来、女性の足を人工的に小さくする纏足の習俗があったことは、日本でもよく知られている。この習俗は漢民族の間に広く根強く定着し、近年になってようやく頽れた。一般には、この習俗が中国以外で行なわれたことがないという理由で、世界的に特異なものとみる傾向がある。・・・
著者
小松 大介
出版者
筑波大学比較民俗研究会
雑誌
比較民俗研究 (ISSN:09157468)
巻号頁・発行日
no.19, pp.184-186, 2003-11

2001年9月11日、ニューヨークの世界貿易センタービルに2機の旅客機が突入した。この事件は、同時多発テロとして、テレビを通じて昼夜を問わず、全世界に報道された。オサマ・ビン・ラディンを首謀とするアルカイダのメンバーが、旅客機をハイジャックする事で、自分もろとも突入をかけるという我々を驚愕させる方法で行われた。・・・
著者
川野 明正
出版者
筑波大学比較民俗研究会
雑誌
比較民俗研究 : for Asian folklore studies
巻号頁・発行日
no.19, pp.21-42, 2003-11-30

本論は、明末清初から中華人民共和国を含む現代にかけて、漢人の西南辺彊地域、とくに雲南地方への進出という歴史的側面から、西南非漢民族が行うとされる呪術的的民俗事象を主題とした考察を試みる。「走夷方」(ZouYiFang・漢語「ゾウイーファン」)と呼ばれる交易活動や物資輸送を目的とする漢人の雲南辺彊地区における旅行活動を取り上げ、走夷方を通じた民族間の出会いの局面に生じる民俗事象として、民族間呪術をめぐる伝承に注目し、それをめぐる漢人側の西南非漢民族のイメージがいかなる位相において表象されているかを考える。・・・