著者
フィシェッティ M.
出版者
日経サイエンス
雑誌
日経サイエンス (ISSN:0917009X)
巻号頁・発行日
vol.37, no.13, pp.92-100, 2007-12

毎日,何十億もの食品が袋詰めにされて,消費者の口元へと運ばれているが,食品汚染はきわめてわずかしか発生していない。しかし,2001年9月11日の同時多発テロ事件以来,テロリストが人を殺したり,国民の信頼失墜による経済麻痺を目論んで食べ物に毒を紛れ込ませるかもしれないという懸念が「食品防衛」の専門家の間で高まっている。