著者
コーテ トラヴィス 大金 エセル ミリナー ブレット マクブライト ポール 今井 光子
雑誌
玉川大学観光学部紀要
巻号頁・発行日
vol.2013, no.1, pp.43-53, 2014-03-31

2013年,玉川大学では,観光学部が設立され,同時に全学的なELFプログラムが開始された。本稿では,ELFプログラムの概要,チューター制度,TOEIC IPスコアから見る観光学部生の状況について述べる。また,観光学部が,独自のカリキュラムの中でELFプログラムを如何に組み込んでいるかについても言及する。考察の結果,当学部生は,ELFプログラムに対して肯定的な反応を示しており,英語学習への熱意も持ち合わせているようである。2013年春学期のTOEIC IPの結果によると,当学部の平均スコアは他学部に比べると良い結果であった。また,更なる分析により,海外研修のためのTOEIC目標スコア500という要素が,英語力向上に寄与しているということが明らかになった。また,チューター制度も重要であると感じ,活用しているという状況であった。しかしながら,自立的に学習させていくためには,より具体的な自立学習への指導が必要であると言える。