著者
内林誠 三井浩康
雑誌
第76回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2014, no.1, pp.63-65, 2014-03-11

近年、カメラ画像データから人間の特定動作や部位を認識する画像処理技術の応用がさまざま分野で進んでいる。応用分野の例に、監視カメラに物体認識技術を組み込んで、監視カメラが自律的に不審者や不審物を検出するIMS(Intelligent Monitoring System)がある。監視カメラは商用電源で動くものが多いが、監視カメラをバッテリーで駆動できれば適用可能範囲が広がる。監視カメラをバッテリーで長時間駆動する為には低消費電力化が求められる。そこでFPGA(Field Programmable Gate Array)を用いて物体認識処理の高速化を行い、ハードウェアとソフトウェアの協調設計を行ってMPUとFPGAの処理分担を決めて、どの部分をFPGAで実装すれば良いのか、その最適化について研究・評価を行った。
著者
池田智之 三井浩康
雑誌
第76回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2014, no.1, pp.57-58, 2014-03-11

近年、組込みシステムにおいてシステム機能の複雑化に伴ない、組込みソフトウェアが高機能化、大規模化し、高級言語を用いる事例が増えている。本論文では、組み込みソフトウェア開発において、C言語開発環境から近年、新たに登場したmruby言語による開発に移行した場合のmrubyの有用性と影響に関する評価ついて述べる。mrubyはRubyの組込み向けエディションであり、シンプルな記述の文法による開発の容易性、オブジェクト指向のスクリプト言語であること、正規表現の扱いが容易であることが特徴であり、複雑化する組込みシステム開発の生産性向上に寄与する可能性があり、本研究では、mrubyをC言語と併用した場合のメリット、デメリットを評価・検証する。