著者
安田つくし 三原鉄也 永森光晴 杉本重雄
雑誌
第76回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2014, no.1, pp.541-542, 2014-03-11

個人が制作する同人誌市場がマンガのファンや制作者のコミュニティとして機能し、日本のマンガ文化の隆盛を支える要素となっている。多くの同人誌がコミックマーケットに代表される同人誌即売会や同人誌取扱書店を通じて流通している。しかし内容が多岐にわたる同人誌探索の手がかりとして用いられる制作者や制作物の主題に関する情報は統制が充分でなく、効率的な探索は困難である。特に、即売会の保有する出展者情報と取扱書店が保有する書誌情報との連携は行われておらず、また即売会が提供するジャンルは統制されていないまま利用されている。 本稿ではLinked Open Data技術を適用したデータモデルを制定し、作者やジャンルの関連性を表現する。それらの情報を利用し、同人誌の内容にアクセス可能となるような検索システムを提案する。
著者
速水秀平 井上潮
雑誌
第76回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2014, no.1, pp.177-178, 2014-03-11

青空文庫で公開されている近代文学作品は、現代では使われる事が少ない難解な語句が多く、読書経験が少ない者には読む事が難しい。そこで、読書中その様な語句が出現した際に、その予めその語句の意味を辞書データから検索しておき、そのページの下部に注釈の形で表示させる事で、読む者の読書の妨げにならない様な形で意味を理解出来る様なシステムを検討する。難解な語句の検出方法は、形態素解析を用いて文章を品詞に分け、それらを現代語コーパスで検索する事により行う。それらの結果から、現代での利用率や利用形態を調べる事で、一般的に意味を知らない者が多いと思われる語句を抽出する。
著者
上野裕暉 桝井文人 柳等 平田洸介
雑誌
第76回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2014, no.1, pp.627-629, 2014-03-11

カーリングが五輪正式種目となってから,日本は毎回出場を果たしてきた.しかし,近年ではアジアにおいても中国や韓国が急速に力をつけており,日本チームの相対的な競争力低下が危惧されている. この状況を改善するための方策のひとつとして,我々はICTを利活用してカーリング戦術面を支援するカーリングインフォマティクス構想を掲げ,その第一ステップとして試合情報を逐次的に収集・解析するポータブルデータベースシステムを開発・運用し,その有効性を確認してきた. 本発表では,このシステムに加えた新たな機能および改良点について報告し,従来手法との比較分析によってそれらの有効性について議論する.
著者
梶原健吾 鳥海不二夫 大橋弘忠 大澤博隆 片上大輔 稲葉通将 篠田孝祐 西野順二
雑誌
第76回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2014, no.1, pp.597-598, 2014-03-11

近年の人工知能の技術の発展により、チェスや将棋等の完全情報ゲームでは人工知能が人間のプロを相手に勝利するようになった。一方で、不完全情報ゲームについての研究は多くはない。そこでコミュニケーションゲーム“人狼”に着目し、人工知能が目指すべき新たな目標として設定する。本研究ではこのゲーム内で使用される主な言葉をプロトコル化し、各エージェントがそのプロトコルで会話をすることでゲームが進行される。過去の会話内容やプレイヤー数等を環境とし、発言内容や能力者の行動等の戦略をQ学習により学習させ、最適戦略を解析する。
著者
丸谷琢磨 黄潤和
雑誌
第76回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2014, no.1, pp.507-508, 2014-03-11

2011年3月に発生した東日本大震災において、被災情報の収集方法として被災者、非被災者に問わず、マイクロブログの1つであるTwitterを用いた情報収集が行われた。 即時性の高いTwitterは情報収集に貢献したが、正確な情報だけではなく、デマ情報も多くTwitter上を伝播し、混乱を招いた。 そこでデマ情報の拡散防止を目的とした、デマ情報拡散防止システムの必要性が考えられる。システムのタスクは、自動的にデマ関連情報を抽出するための情報抽出と、情報の可視化を行うための評判分析の2つに分けられる。 本論文では、本目的に応じた試験的テストコレクションを構築した上で、Twitterの特徴を踏まえた自動抽出方法の比較分析を行い、最適なデマ関連情報抽出方法を提案した。
著者
平岡聖也 奥村紀之
雑誌
第76回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2014, no.1, pp.159-160, 2014-03-11

現在,推理小説には多くのジャンルが存在し,読みやすさという観点からの難易度も非常に幅が広い.推理小説を読もうとしても,読み慣れた人とそうでない人では読んで面白いと感じる難易度に差が出てしまう.推理小説における難易度は,トリックを暴いて犯人を当てる難易度と直結している.そこで,文脈解析を用いて推理小説を解析し難易度を判定することができれば,読み手の小説の取捨選択を支援することができる.本研究では,青空文庫の推理小説を対象に文脈解析を行い,犯人推定やトリックの解析結果から小説の特徴や難易度を判定する.加えて,読み手の求める条件から推理小説をランキングする手法を検討する.
著者
岩間雄太 伊藤孝行
雑誌
第76回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2014, no.1, pp.43-44, 2014-03-11

企業サービスの多様化によりサポートセンターへのユーザからの問い合わせが増加しており,現在はユーザからの問い合わせ人手で対応している.しかし,ユーザ対応には多くの時間がかかり,迅速かつ正確に対応することは困難である.そのため,サポートセンターが人手で行う作業の自動化が求められている.本論文では,ユーザの問い合わせに対して適切な回答を提案するシステムを実装した.実装にあたり,問い合わせの回答となるドキュメントを検索,スコアリングをしユーザに提示する.スコアリングではランキングアルゴリズムと共にクリック重みを利用する学習を使用した.最後に本手法の効果を評価し有用性を確認する.
著者
吉永大輝 小早川倫広
雑誌
第76回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2014, no.1, pp.207-208, 2014-03-11

現在、ベルマークは柄、点数の違いを含めると多く存在し、このベルマークを、人間が手作業で、ベルマークが、どの協賛会社から発行されたかと、点数を集計している。本研究では、ベルマーク識別手法の提案をする。ベルマーク画像から、ベルマークの発行協賛会社、点数を識別することを目的とする。画像特徴量の一つであるSURF特徴を用いて、ベルマークの識別実験を行った。未知データとして、正解データ97種を5度ずつ回転させた6,887枚の画像、スケールを50%から150%まで10%ずつ変化させた970枚の画像を用意した。未知データのSURF特徴と正解データのSURF特徴でテンプレートマッチングを行い、類似度によってベルマークを識別した。その結果、平均正答率は、回転させたデータでは97.6%、スケールを変化させたデータでは94.0%となった。
著者
小川仁士 宇野健 佐々木宣介
雑誌
第76回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2014, no.1, pp.369-371, 2014-03-11

大学の情報基礎教育においては,単にコンピュータなど既存の情報通信機器の使い方を教えるのみでなく,そこに使われている情報技術の要点をも教える必要がある。しかしながら,従来の座学に頼った授業形態では,学生の学習意欲を高めない限り十分な教育効果を期待することはできない。本研究では,情報技術の教育効果の向上を目指し,学生が自ら体験し考察することのできるアクティビティ中心の授業を行うことを前提に,実際の授業の中で利用可能な教材の開発を行った。具体的には,コンピュータのオペレーティングシステムのメモリ管理機能について対戦型のゲーム形式で体験学習できる教材を開発し,実験授業を通して有効性を検証した。
著者
鈴木小太郎 神田智子
雑誌
第76回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2014, no.1, pp.235-236, 2014-03-11

選考時に圧迫面接を行う面接官のビデオ動画を分析し、姿勢、視線、交替潜時などの特徴的なノンバーバル行動をビデオ分析によって洗い出し、それぞれの発生頻度とタイミングを数値化した。この数値化したデータを元にして面接エージェントにノンバーバル行動として実装した。面接時の質問項目は、実際に就職活動を終えた学生の受験報告書より、面接時に使用された難しい質問内容を選定し7カテゴリーに振り分けた中から使用した。この圧迫面接エージェントを用いた圧迫面接を被験者に体験してもらい、印象評価を行ってもらった結果から、本エージェントの実用性を示す。
著者
大島康平 中田洋平 日吉久礎
雑誌
第76回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2014, no.1, pp.257-258, 2014-03-11

近年、ウェブ上で物・サービスの売買を扱うECサイトの利用が急激に増加しており、これからも増加し続けると予測されている。その中でも衣類を扱うファッション系ECサイトが注目を集めている。ファッション系ECサイトでは膨大な商品が扱われており、その中から自分の嗜好に合う商品を的確に検索するのは時間がかかり困難である。そこで、本研究では、ファッション系ECサイトの利便性の向上を目指すべく、商品検索をアシストする機能の開発を目指した。トップスの画像郡及びボトムスの画像が一枚与えられた時に、トップスの各画像に対して画像処理を行う。結果を統計処理することにより、ボトムスに対する各トップスの相性度を計算する手法を提案する。
著者
本田正美
雑誌
第76回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2014, no.1, pp.451-453, 2014-03-11

オープンガバメント及びにオープンデータが世界的な潮流となり、日本でも新たな取り組みが展開されている。オープンデータの推進によって、公開されたデータを利用した新たなアプリケーションが開発されるなど、公共サービスの新たな提供のあり方が構想されているのである。ただし、オープンガバメントの基本的な理念として政府の透明性の向上があり、オープンデータもその一環として位置付けられるものである。本研究では、現在必ずしも透明化が実現していない分野として政治資金の流れに着目する。その流れの一部は政治資金収支報告書に記載され、選挙管理委員会に提出されて、その一部が現状でも電子的に公開されている。本研究では、その公開の現状を確認するとともに、オープンデータの推進の中にあって、あるべき公開の方法や可視化の方法について検討する。
著者
福田照紀 阿部昭博 市川尚
雑誌
第76回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2014, no.1, pp.527-529, 2014-03-11

全国の地方自治体では、観光客の周遊を促進するため、観光ポータルサイト上でモデルプランの提供や観光客による観光プランの立案を実施しているが、あまり効果を得られていない。 一方で、スマートフォンやタブレット端末の普及にともない、観光前にポータルサイト上でプランを立案するだけでなく、目的地への移動中や現地においてもプランの立案や見直し、修正を可能にする必要性があるものの、現行のシステムではそれらを十分考慮できていない。 そこで本研究では、岩手県平泉町をフィールドに、モバイル端末での利用を考慮し、一連の観光行動の中でシームレスに利用可能かつ、煩雑なプラン立案上の条件設定等をできるだけ簡略化して、容易にプランの立案を可能とする観光プラン立案支援システムを開発した。
著者
平岡聖也 奥村紀之
雑誌
第76回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2014, no.1, pp.159-160, 2014-03-11

現在,推理小説には多くのジャンルが存在し,読みやすさという観点からの難易度も非常に幅が広い.推理小説を読もうとしても,読み慣れた人とそうでない人では読んで面白いと感じる難易度に差が出てしまう.推理小説における難易度は,トリックを暴いて犯人を当てる難易度と直結している.そこで,文脈解析を用いて推理小説を解析し難易度を判定することができれば,読み手の小説の取捨選択を支援することができる.本研究では,青空文庫の推理小説を対象に文脈解析を行い,犯人推定やトリックの解析結果から小説の特徴や難易度を判定する.加えて,読み手の求める条件から推理小説をランキングする手法を検討する.
著者
小久保温 澁谷泰秀 吉村治正 渡部諭
雑誌
第76回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2014, no.1, pp.415-417, 2014-03-11

従来行なわれてきた訪問や郵送による質問紙の社会調査は、近年困難になりつつあり、今後はWeb調査に移行する必要がある。Web調査は、サンプリング、カバレッジ誤差などが問題とされてきた。われわれは調査法としてDillmanのTDMを応用し、WebアンケートシステムとしてPC、携帯電話、スマートフォン、タブレットなどの幅広いマルチデバイスに対応したシステムを開発することで、これらの課題に対応しようと試みた。更にシステムでは回答過程を詳しく記録している。そして、2013年の初頭におよそ1000人を無作為抽出して郵送とWebによるハイブリッド社会調査を実施した。本講演では、その解析結果について論じる。
著者
野牧央 佐藤真 藤波香織
雑誌
第76回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2014, no.1, pp.89-90, 2014-03-11

近年普及しているスマートフォンは,従来の携帯電話と違い,画面を見ながらタッチして操作するので,ユーザが画面を注視し続けてしまう.それにより,駅ホーム上で歩きながらスマートフォンを操作することで線路へ転落する事故も発生している.線路への転落の防止策としてホームドアが挙げられるが,コストがかかることや,車両扉位置の相違による技術的課題から,未だ十分に普及していない.本研究ではユーザの線路への転落を防止するため,ホーム上の点字ブロックを用いて転落危険場面の検出を行う.スマートフォンのカメラから点字ブロックを認識し,端末の傾きを用いてユーザが立っている位置を推定し,転落危険場面にあるか判定する.
著者
平岡美那子 大澤幸生
雑誌
第76回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2014, no.1, pp.99-100, 2014-03-11

過去になされた議論の内容を把握するためには、議論構造が可視化されていると分かりやすい。しかし、現実に行われている議論の場では、参加者の思考プロセスの違いにより、論点のずれや、認識のずれが生じていることがよくある。そこで我々は、個々の発言がなされた時間の情報を利用して、議事録から議論構造を自動的に可視化する手法を提案する。提案手法では、発言に含まれる単語の登場箇所のばらつきや頻度から、トピックやキーワードを段階的に抽出することができる。また、抽出された単語を発言者別に繋ぐことで、参加者内の論点・認識のずれを可視化することが可能となっている。
著者
山本美佳 中井寿一 河合由起子 川崎洋 赤木康宏 若宮翔子
雑誌
第76回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2014, no.1, pp.165-166, 2014-03-11

四輪車より歩道側を走ることが多い二輪車は四輪車と比べ,歩行者との接触等の危険性が高い.そこで本研究では,twitterから歩行者が密集した場所を推測しルート上に提示する,二輪車の安全を考慮したナビゲーションを開発する.具体的には,まずGoogleカレンダーから経由地や目的地を抽出し,これまで我々が開発した通常のルート推薦を行う.次に,GPS情報をtwitterで収集・分析しルート上に提示する.そして,ルート上の交差点付近のツイート同士の畳込み積分値を算出し,交差点上に密集度を大小の円で示す.本提案システムにより,二輪車と歩行者との接触事故等を抑制できるナビゲーションが実現できる.
著者
松本章代 坂本泰伸 松澤茂 武田敦志 櫻井優 柏葉俊輔 柴田美夏
雑誌
第76回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2014, no.1, pp.71-72, 2014-03-11

我々は,認知症の早期発見を目的として,高齢者の起床・就寝時刻や外出時刻などを記録するタブレット端末用アプリおよびデータ蓄積サーバを開発した。このシステムによって長期的に収集されたログから,認知症の初期症状を検知するための解析手法を提案する。認知症が進行していくと起こりうる変化として,入力を忘れる回数や外れ値の回数の増加などが推測される。そこで,ログ収集開始直後の一定期間を「正常値」とみなし,直近の一定期間との入力傾向(データの分散や入力忘れの頻度,外れ値の頻度,など)の差を比較して違いを判定する。判定にあたり,曜日による生活リズムを加味する工夫を施す。
著者
稲葉利江子 山﨑礼実 渡邉恵理子 小舘香椎子
雑誌
第76回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2014, no.1, pp.551-552, 2014-03-11

近年、スマートフォン・タブレット端末の普及にともない、デジタルコンテンツ視聴の機会が増えてきている。これまで、経済産業省の委託事業等からリーチサイトやストレージサイトによる違法コンテンツの流通が問題となってきている。さらに、2012年の著作権法改正により違法コンテンツのダウンロードに対する刑事罰化が施行されたが、一般に、その内容を正確に理解されているのかが疑問である。そこで、大学生を対象に、デジタルコンテンツ視聴に関する実態調査を行なった。さらに、コンテンツの公式性の意識についてもヒアリング調査も含め実施したので、その結果を報告する。