著者
三輪 錠司
出版者
中部大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2008

私たちは日常幾多の有害物質に曝されている。また生体内では代謝によって活性酸素などの有害物質が必然的に生成されている。これらは解毒酵素によって無害化され体外へ排泄される。本研究の目的は有害物質が体内で無毒化されていく経路を分子レベルで解明することである。モデル動物C.elegansを使った実験の結果、XREP-1/XREP-3が無毒化に極めて重要な働きをしていることを発見した。XREP-1/XREP-3は、ヒトなどのKeap1/Nfr2と酷似しており、C.elegansでの結果はヒトにも当てはまると期待できる。