著者
島 邦博 見原 猛 梅谷 啓二 三雲 昂
出版者
公益社団法人 日本アイソトープ協会
雑誌
RADIOISOTOPES (ISSN:00338303)
巻号頁・発行日
vol.29, no.8, pp.363-367, 1980-08-15 (Released:2010-09-07)
参考文献数
5

鉛を遮蔽材としてγ線バックグラウンドを測定する場合, 種々の放射性同位元素によるγ線, X線が観測される。このうち, 最も強く観測される鉛のKX線の発生要因について検討した。バックグラウンドスペクトルに表れる210Pbの47keVγ線計数をもとにして, 210Pbと放射平衡にある210Biのβ線の制動放射によって鉛のK殻光電効果の起こる割合を, 簡単なモデルを使って計算した結果, 観測される全Pb-KX線に, 上記過程が相当部分寄与していることがわかった。