- 著者
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上方 宣政
- 出版者
- 公益社団法人 日本化学会
- 雑誌
- 化学と教育 (ISSN:03862151)
- 巻号頁・発行日
- vol.47, no.7, pp.488-491, 1999-07-20 (Released:2017-07-11)
- 被引用文献数
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有機化合物の反応では, 用いる触媒や反応温度が変わると異なった化合物が生成することがしばしばある。では, 触媒や反応温度など反応条件が変わると, どうして異なった化合物が得られるのか?これらの実験事実を説明するためには触媒の役割をふまえた反応機構を理解することが必要不可欠である。本稿では, エタノールを硫酸の存在下に加熱すると, 反応温度の違いによって, どうしてジエチルエーテルとエチレンがそれぞれ生成するのか, その機構について解説する。