著者
下仲 基之
出版者
東京理科大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2019-04-01

創傷治癒過程の制御は,細胞外マトリックスや血液中の有形成分および可溶性成分,そして線維芽細胞と血管構成細胞との間の多次元的な相互作用に加え,細胞間コミュニケーションツールとして最近注目を集めているエクソソームのタンパク質やmiRNAによるタンパク質発現制御などが極めて重要な役割を担っていると考えられる。本研究では,創傷治癒過程の制御におけるエクソソームの重要性を,線維芽細胞の3D培養系に血管内皮細胞の灌流培養系を組み合わせたex vivoの創傷治癒モデル系を用いて解明していく。