- 著者
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中山 祐次郎
- 出版者
- 福島県立医科大学
- 雑誌
- 若手研究
- 巻号頁・発行日
- 2020-04-01
日本において、胃癌・大腸癌にかかる患者さんの数は増え続けているが、治療薬の開発や手術方法の向上により、癌の治療後に長期にわたり生存するいわゆる「がんサバイバー」と呼ばれる人が増えている。なかでも就労可能な年齢であるとされる65歳以下のがんサバイバーが多く、癌治療が就労に及ぼす影響が大きな問題となっている。しかし、就労を阻害する因子はいまだ不明な点が多く、対策が十分でない。そこで本研究では、福島県の全てのがん診療連携拠点病院(9病院)の胃癌・大腸癌の患者さんを調査し、どんな因子が就労を阻害するのか、臨床医学的因子と社会的因子の双方について検討する。