著者
中沢 俊一 代表取締役
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
情報管理 (ISSN:00217298)
巻号頁・発行日
vol.22, no.3, pp.184-199, 1979

MF化には,静的利用MF化と動的利用MF化の2通りのMF化がある。静的利用FM化は,従来思考のマイクロ写真化であり,動的利用MF化が,マイクロフィルミング化である。マイクロ写真化は「手段先行型MF化」といい,フィルミング化を「目的先行型MF化」という。フィルミングでは,MFソフトウェアを重視し,そのソフトは,採用者各社毎に作るオリジナルソフトである。次に,計数データはコンピュータ法で,文章情報や図形情報はフィルミング法にのせて,動的・効率的に管理・運営する方法が,今後は益々強く要求されてくる。本稿では,フィルミングの基本思想と役割を,総論的に述べる。