著者
中田 晋平 倉光 君郎
雑誌
研究報告システムソフトウェアと オペレーティング・システム(OS)
巻号頁・発行日
vol.2010-OS-113, no.16, pp.1-8, 2010-01-20

近年、プロセスグルーピングによるアイソレーションやリソースアカウンティングは、システムの信頼性、安定性向上のため重要な技術になってきている.これに伴い、プロセスグループ単位でのオペレーションが増えると、プロセスグループ単位のセキュリティが必要になる.Linux オペレーティングシステムでは、セキュリティフレームワークとして Linux Security Modules (LSM) フレームワークがあるが、LSM フレームワークではシステム全体でひとつのセキュリティモデルの適用しかできず、プロセスグループ毎にセキュリティモデルを変更したい場合に問題となる.そこで我々は、プロセスグループ毎に独立したアクセス制御モデルを適用させるため、Security Cube LSM を提案し、また、LSM だけでは解決できない問題に関しては LSM フレームワークの拡張を行った.本稿では我々の提案する Security Cube LSM と、LSM フレームワーク拡張のプロトタイプについて Linux 上で実装を行い、動作性能を測定した.測定の結果、オーバヘッドは 8% 未満で収まることを確認した.
著者
中田 晋
出版者
仙台市科学館
雑誌
仙台市科学館研究報告 (ISSN:13450859)
巻号頁・発行日
no.25, 2015-11-06
著者
中田 晋
出版者
仙台市科学館
雑誌
仙台市科学館研究報告 (ISSN:13450859)
巻号頁・発行日
no.25, 2016-01-13
著者
中田 晋
出版者
仙台市科学館
雑誌
仙台市科学館研究報告 (ISSN:13450859)
巻号頁・発行日
no.25, 2015-04-07
著者
大方 祐輔 有田 正志 中田 晋介
出版者
広島大学学部・附属学校共同研究機構
雑誌
学部・附属学校共同研究紀要 (ISSN:13465104)
巻号頁・発行日
no.40, pp.301-306, 2011

本研究では,児童生徒が「理科における学びの愉しさ」を実感するために,さまざまな授業方略を取り入れた授業開発および授業実践を行った。小学校の実践では,「ものの重さ」を取り上げ,誤反応を起こしやすい概念を含んだ課題を意図的に提示することで,児童自身が間違った理解をしていることに気づかせ,修正する授業展開を試みた。中学校の実践では,都市の夕立の学習を通して,都市気候と人間生活との関わりを考察させる授業を行った。生徒は,協同的な学びを通して,ゲリラ豪雨のような異常気象は,人間の生活環境の変化に深い関わりがあることを認識することができた。高等学校の実践では,多酸塩基の緩衝作用の原理について考えさせた。中和滴定の進行に伴って緩衝作用がみられる部分について,その原理を粒子モデルや反応式を使って説明する探究活動を行った。いずれの授業実践も,実験結果の予想や分析,表現,身近な現象と人間生活との関わりなどについて,児童生徒自らが問いを内発し,疑問を認識し,現象を科学的に説明することを要求する取り組みを行うことで,理科を学ぶことの有用性や意義を実感でき,「学びの愉しさ」を得ることができた。