著者
丸山 一芳
出版者
株式会社 リクルート リクルートワークス研究所
雑誌
研究紀要 Works Review (ISSN:24350699)
巻号頁・発行日
vol.3, no.11, pp.1-14, 2008 (Released:2019-12-16)

ミドル・マネジャーが組織的知識創造においてミドル・アップダウン・マネジメントの中心的役割を果たすことは,マクロの視点においてこれまでに報告がなされてきた。本稿では,知識経営論と伝統的な認識論における目的のちがいをメタファーとして議論することで企業組織におけるミドル・マネジャー自身の認識とはいかなるものかについて仮説を提示し,ふたつの事例研究によりミクロの視点から考察する。