著者
丸山 和則 飯村 靖文
出版者
一般社団法人 日本液晶学会
雑誌
日本液晶学会討論会講演予稿集 (ISSN:18803490)
巻号頁・発行日
vol.2006, pp.60, 2006

液晶の垂直配向において、85度以下の均一で安定したプレチルトを発生させるため、電圧印加ポリマースタビライズ技術(BPS)と光配向法を併用した。この液晶に数パーセントの液晶性モノマーを添加して行ったBPS法により、80度ほどの低いプレチルトを達成した。得られたプレチルト角は、温度に対して、非常に安定であった。この方法を垂直配向STNに適用して、得られた垂直配向STNは、急峻な電圧透過率特性を示し、高い時分割駆動特性が可能であった。