- 著者
 
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             中山 憲司
             
             中島 美知子
             
             浦口 弘子
             
             山崎 由香
             
             林 三起子
             
             林 玲子
             
             市原 侃
             
             久保 亜希子
             
             加藤 芳伸
             
          
 
          
          
          - 出版者
 
          - 北海道立衛生研究所
 
          
          
          
          - 巻号頁・発行日
 
          - 2002-11-29 
 
          
          
          
        
        
        
        道央圏の岩見沢・小樽・北広島市3市で実施された3歳児検診時の尿検査検体を用いたウィルソン病(WND)のパイロットスクリーニングに関して報告した。本スクリーニングでは、尿中セルロプラスミン(Cp)濃度を指標とした。平成13年6月27日から平成14年1月18日までに、968名がWNDスクリーニング検査を受診し、受診率は90.4%に達し、WNDスクリーニングの高いニーズが明らかとなった。再検査数は68名、再検率は7.02%となった。要再検査検体では、正常と判定された群と比較し、有意な(p<0.001)Cp濃度の低下が認められた。再検査対象者のうち、12名について再々検査を実施した。現在までに、6名に対して精密検査受診勧奨を行った。2名が精密検査を受診し、1名について病因遺伝子の解析を実施した。