7 0 0 0 OA 妖怪名義小考

著者
久留島元 Hajime Kurushima
出版者
同志社大学国文学会
雑誌
同志社国文学 = Doshisha Kokubungaku (ISSN:03898717)
巻号頁・発行日
no.92, pp.148-159, 2020-03-20

本稿では現在の研究者が「妖怪」「怪異」にまつわる語彙として認識する「妖怪」「牛鬼」「付喪神」という三つの言葉(表現)に即して、古典資料の用例をふまえ、歴史的、社会的な背景により変化について分析を行った。これは小松和彦氏のいう妖怪の三領域(①現象、②存在、③造形)のうち、現象をともなわない存在についての考察であり、従来の妖怪研究に足りない文学的研究手法を提示するものである。