著者
亀山 博史
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会総合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1995, no.2, 1995-03-27

k最近傍(k-NN)識別は大規模な学習サンプルが準備できる場合には高い認識精度が得られるが,最近傍探索の処理時間が問題となる.2分木の各ノードに左右の部分木の勢力半径を付与した木(K-M木)を用いた文字認識の高速化について検討した結果を報告する.部分木探索の条件を不完全にしても最近傍点に近いパターンが探索され,そのとき認識精度は保たれたままで大幅な探索時間の削減が行われた.