著者
番匠 一雅 二宮 幸太
雑誌
田園調布学園大学紀要
巻号頁・発行日
no.6, pp.95-115, 2011

筆者が所属する田園調布学園大学(川崎市麻生区)では、5才から15才までの子どもたちが”遊びを通して働く”体験をしながら子どもたちだけの仮想の”まちづくり”をする「ミニたまゆり」という取り組みを行っている。今年度で7回目を迎え毎年2日間で延べ2,000人以上の地域の子どもたち・地域住民・学生・教職員が参加をしている。本取り組みには人間福祉学部1年生の必修科目である「福祉マインド実践講座」のプログラムの一環で約200名の学生がボランティアスタッフとしての参加が義務付けられている。本稿では、「ミニたまゆり」という、大学と地域とが連携した特色的な教育プログラムを実施することによる、学生や子どもたちの教育活動および大学の地域貢献活動の可能性について事例報告をする。