著者
吉良 伸一郎 山崎 大作 井田 恭子
出版者
日経BP社
雑誌
日経メディカル (ISSN:03851699)
巻号頁・発行日
vol.36, no.1, pp.44-57, 2007-01

大学医局の医師引き揚げによる人手不足や納得のいかない警察の介入など、勤務医の労働環境が急速に悪化。病院勤務医が"戦線離脱"して開業に向かい、都市部の病院の基幹部門でも診療機能の縮小、停止の動きが顕在化してきた。 日本の医療を崩壊に導いたものを浮き彫りにするとともに、「再生」へのシナリオを検証する。
著者
山崎 大作 井田 恭子
出版者
日経BP社
雑誌
日経メディカル (ISSN:03851699)
巻号頁・発行日
vol.33, no.12, pp.18-31, 2004-12

そのころ、歯科だけの問題で終わるかと思われた中医協汚職事件は秋になり芋づる式に拡大、今なお尾を引いている。 一方、4月には、国立大学法人化、卒後臨床研修の必修化など、制度面の変革があった。新しい制度発足につきものの現場での混乱は今も続いている。 医療業界でも規制緩和の掛け声はかかったが、その動きは鈍く、文字通りの「掛け声倒れ」に終わる気配も濃い。