著者
和田 美帆 仲島 茜 永浦 真由美 東之薗 宏規 日向 健介 和田 治弥
出版者
動物臨床医学会
雑誌
動物臨床医学 (ISSN:13446991)
巻号頁・発行日
vol.24, no.2, pp.72-75, 2015-06-20 (Released:2016-06-20)
参考文献数
3

7歳,避妊済みの雌のビーグルが,2011年3月の震災後より尾の自傷行動が悪化したという主訴で来院した。種々の検査により,肝内門脈低形成から生じた肝機能障害が明らかになった。本症例には,肝機能障害への対症療法を優先的に実施したところ,尾の自傷行動も同時に減少させることが可能であった。